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2003年12月30日(火)〜2004年1月2日(金)、亀戸ケイビングクラブに所属する牧野浩典氏、佐藤登氏、鶴巻琴子氏、沖永良部島在住の白川哲男氏らの沖永良部島洞窟探検隊が鹿児島県大島郡知名町の上城集落から上平川・久志検集落にかけての地域で洞窟探検を行い、日本国内で第4位の規模となる総延長5206mの大鍾乳洞の存在を確認した。
同探検隊は、過去の探検隊によって発見されていた第二洞(総延長約1468m)、水鏡洞(総延長1181m)、リムストーンケイブ(総延長707m)などの洞窟を再度調査した。 その結果、これらの洞窟内にて新しい通路を次々と発見し、総延長を大幅に伸ばすことに成功した。また洞窟内のサイフォンと呼ばれている水没部分を突破し、洞窟同士が内部で連結していることを確認、一つの大きな洞窟であることを明らかにした。 同探検隊は調査の期間中に洞窟の内部を測量し、洞窟地図を作成している。測量に基づく洞窟の長さの合計が5233mを超える規模であることが判明し、洞窟の名称を「大山水鏡洞」に統一した。 洞窟内の地下河川には大量の水が流れており、洞窟の所在地と方向から、この水は一級河川である余多川の水源の一つと考えられる。 洞窟内にはケイブパールやヘリクタイトと呼ばれる貴重な鍾乳石、直径10mを超えるスケールの大きな鍾乳石の柱など、日本国内ではなかなか目にすることのできない鍾乳石が多くあり、観光開発としての可能性が期待できる。 洞窟内の通路は横幅が25m、天井までの高さが10mを超えるところもある。洞窟の入り口は上城集落の付近に1箇所(高低差10mで竪穴状)と、久志検集落の付近に2箇所(一つは高低差21mで竪穴状、もう一つは横穴状)など、合計8箇所あることが確認されている。 沖永良部島では、これまでに大山の西側斜面にて洞窟調査が多数行われており、様々な探検隊によって昇竜洞や銀水洞などの大規模な鍾乳洞が多数発見されてきた。しかし、東側の斜面はあまり注目されてこなかった。今回の発見は東側の斜面においても大規模な鍾乳洞が発見できることを裏付ける結果となった。 同探検隊はこれまでインガマゴ―、鳳雛洞、和の穴、海見洞、半崎大鍾乳洞、大蛇洞など、総延長が1000mを超える大規模な洞窟の発見・調査を繰り返しているが、今回の発見は日本最大級の鍾乳洞としては、はじめてのものとなる。 同探険隊は測量データの編集に取りかかり、近日中に洞窟地図を発表する予定とのことである。
★洞窟名称 大山水鏡洞(おおやますいきょうどう) ★探検歴 ★日本国内洞窟の測線延長(公式記録) (情報提供 牧野浩典氏/亀戸ケイビングクラブ) |