PCCからのお願い 


 

鍾乳石を破壊したり、持ち去ったりしないでください

 当ホームページをご覧になっている方にお願いします。あまりにも当然のことなので、これまで当ホームページでは、そういう注意は一切していませんでしたが、今回、このようなことが起きてしまったので、あえて注意させていただきます。絶対に洞窟内の鍾乳石を故意に破壊したり、持ち去ったりしないでください。
 パイオニアケイビングクラブでは石舟沢鍾乳洞発見当初から、細心の注意を払って、洞内にあった螺旋状鍾乳石の保全に努めてきました。螺旋状鍾乳石は1998年11月15日には存在が確認されていました。しかし、1998年12月6日には存在していませんでした。盗掘されたのは、その3週間の間ということになります。発見より4年間、螺旋状鍾乳石の存在を知る人は限られていました。しかし、最近、当ホームページやリンク先のページにより、その存在が公にされました。その直後に盗掘されたということは、残念なことですが、当ホームページやリンク先のページから情報を入手した者が盗掘したと判断せざるえません。
 鍾乳石は自然が何百年もかけて作り出した芸術品です。一つとして同じものはなく、永い時が凝縮した、かけがえのないものです。そして、それらは洞窟内でこそ素晴らしい輝きを発する宝石ですが、洞窟外に持ち出せば、ただの泥にまみれた石ころです。とくに今回、石舟沢鍾乳洞から持ち去られた鍾乳石は学術的にも非常に貴重なものでした。日本ではほとんど見られない形状の鍾乳石で、後世に残すべき貴重な資料でもあったのです。
 PCCではケイビングの普及に努めています。基本的には後進の人たちのために、あらゆる洞窟情報を公開するつもりでいます。それらの中には今回のように貴重な鍾乳石の情報も含まれることでしょう。もし、今後も今回のような盗掘が起きた場合、PCCとしては不本意ながらも情報の公開を制限せざるえなくなります。わたしたちは多くの人たちに美しい新洞窟や素晴らしい鍾乳石を見てもらいたいと思っているのです。わたしたちから、そういう思いを奪うようなことは、絶対にやめてください。どうかお願いします。

 

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