洞窟本ガイド「実用編」 


 


本のタイトル

 

本の表紙です。

●著者
 
 (読みがな)

●出版社
 
 シリーズ名

●判型

●定価

●発行日
 初版の発行年月日です。

●ISBNコード
 その本固有の国際規格のコードです。大きな書店なら、これで検索できます。

●お薦め度
 ★が多いほどお薦め。選者の個人的趣味もあり。

●入手困難度
 ★が多いほど入手困難。☆は現在、書店で購入できます。

●内容
 本の内容紹介です。

 

   


秋吉台


●編集/写真
 岩波書店編集部
 岩波映画製作所
 山口県

●監修
 浜田清吉
 (はまだせいきち)
 佐藤久
 (さとうひさし)

●出版社
 
株式会社 岩波書店
 岩波写真文庫245

●判型
 

●定価
 本体100円

●発行日
 1957年11月25日

●ISBNコード
 不明

●お薦め度
 ★★★★

●入手困難度
 ★★★

●内容
 発行日を見てもらえればわかるとおり、半世紀近く前の本である。しかもタイトルも「秋吉台」である。だが、「洞窟とカルスト地形」とつけてもよいくらい、洞窟やカルスト地形の形態、生成過程を詳しく紹介している。写真文庫シリーズなので、写真も豊富に使われていて、石灰洞や鍾乳石について非常に理解しやすい本である。残念ながらカラーでないのが玉に瑕である。
 もちろん、絶版本である。それも相当古いものなので、古書店でも専門店でないと入手は困難かもしれない。


沖縄の自然
島の自然と鍾乳洞
 


●著者
 下謝名松栄
 (しもじゃなまつえい)

●出版社
 有限会社 新星図書出版
 カラー百科シリーズ4

●判型
 

●定価
 本体1300円+税

●発行日
 1976年4月20日

●ISBNコード
 不明

●お薦め度
 ★★★★

●入手困難度
 ★★★★

●内容
 沖縄諸島の地質と主な鍾乳洞を写真入で紹介している。写真もきれいである。特に、各地域別の地質図には鍾乳洞がもれなく記載されていて圧巻である。しかし、ケイバー向けに書かれたものではないので、洞口の位置を特定できるようにはなっていない。また、1976年の発行なので現状と著しく異なっている場合もある。
 しかし、沖縄の鍾乳洞を網羅的に書いた本が他にないか那覇の大きな本屋で探してみたが、見当たらなかったので、やはり本書は貴重な存在である。

(小堀 記)

   


ケイビング 
入門とガイド


●編者
 
近藤純夫
 (こんどうすみお)

●出版社
 
株式会社 山と渓谷社
 YAMAKEI
 アドバンスド・ガイド

●判型
 B5判ガイド本

●定価
 本体2233円+税

●発行日
 1995年3月10日

●ISBNコード
 4-635-15012-7

●お薦め度
 ★★★★★

●入手困難度
 ★

●内容
 これからケイビングを始めようという人は、この本を教科書にしてほしい。入門編ではケイビングの魅力、基本装備、基礎技術などを写真や図解で細かく解説している。また、ガイド編では全国各地のケイビング対象洞窟が洞内図付きで紹介している。
 現在、日本において、新本として購入できる数少ないケイビングガイド本である。ただし、大きな書店でないと置いていないかもしれないので、取り寄せてもらおう。

   


さぐろう
秋吉台の3億年


●著者
 庫本正
 (くらもとただし)

●出版社
 
株式会社 岩波書店
 科学で環境探検

●判型
 

●定価
 本体2200円+税

●発行日
 1999年3月1日

●ISBNコード
 4-477-00969-0

●お薦め度
 ★★★

●入手困難度
 ★

●内容
 タイトルからもわかるとおり、正確には洞窟についての本ではなく、秋吉台についての学習書籍である。しかし、秋吉台=石灰洞であるから、当然ながら洞窟についても多くのページが割かれている。秋吉台に興味があるのなら読んでみるべきである。
 ほんとんどの洞窟本が絶版になっていて、流通している洞窟本は希少価値が高いので、購入できるうちに入手しておいてもいいかもしれない。


しょうにゅうどう探検


●著者
 徳富一光
 (とくとみかずみつ)

●出版社
 
株式会社 あかね書房
 科学のアルバム30

●判型
 

●定価
 本体980円+税

●発行日
 1974年3月

●ISBNコード
 不明

●お薦め度
 ★★★★

●入手困難度
 ★

●内容
 小学生向け学習書籍だが、内容は大人が読んでも充分に満足できる。鍾乳洞内の二次生成物のでき方や生物の生態などを数多くの写真を使って、詳しく解説している。
 発売から10年で30刷以上版を重ねているロングセラー本なので、古書店ではよく見かける。また、最近、紀伊国屋書店でも新刊本として見かけたので絶版にはなっていないようである。

 


素晴らしき地底の世界


●監修
 永田孝文
 (ながたたかふみ)

●出版社
 
日本テレビ放送網
 株式会社

 探検と科学シリ−ズ3

●判型
 

●定価
 本体2800円+税

●発行日
 1982年4月14日

●ISBNコード
 不明

●お薦め度
 ★★★★★

●入手困難度
 ★★★★★

●内容
 本のタイトルどおり、素晴らしきケイビング本である。もう15年以上前に発行された本なので、内容に関しては若干古いが、ケイビングを始めようという人は、先の「ケイビング 入門とガイド」と合わせて、副読本として読んでほしい本である。日本のケイビングの歴史などもわかる。
 もう絶版で、発行部数もそれほど多くはなかったので入手は非常に困難であるが、ぜひ古書店などで探してほしい。

 


挑戦者たち
未知なる水中洞窟に挑む


●著者
 ロバート・F・バージェス

●訳者
 春日倫子
 (かすがともこ)

●出版社
 
株式会社 翔泳社

●判型
 B5判単行本

●定価
 本体2200円+税

●発行日
 1999年8月5日

●ISBNコード
 4-88135-777-8

●お薦め度
 ★★★★

●入手困難度
 ☆

●内容
 もっとも危険なアウトドアスポーツ・ケイブダイビングに挑戦する探検家たちの物語。地球最後のフロンティアとも言われる水中洞窟に潜る探検家、ケイブダイバーたちは重いエアタンクを背負い、命綱をたずさえて、前人未踏の洞窟に挑み続ける。なぜ、彼らは死の危険を冒してまで洞窟の奥深くへと潜っていくのか? そして、目前に広がる暗闇の向こうに、彼らは何を見るのか?
 ドライケイブの探検とはひと味違ったケイブダイビングの魅力があますことなく描かれている。まだ、書店で購入できるが、発行部数は少ないと思われるので、ケイブダイビングに興味がある人は入手できるうちに入手しておこう。

   


洞窟


●著者
 ドナルド・デイル・ジャクソン
 タイムライフブックス編集部

●日本語版監修
 上野俊一
 (うえのしゅんいち)
 斎藤靖二
 (さいとうやすじ)

●出版社
 株式会社 西武タイム
 ライフ地球再発見シリ−ズ

●判型
 

●定価
 

●発行日
 1984年

●ISBNコード
 不明

●お薦め度
 ★★★★★

●入手困難度
 ★★★★★

●内容
 先に紹介した「素晴らしき地底の世界」以上に、ケイバーにとっては稀少本中の稀少本である。この本も15年以上前に発行された本なので、内容に関しては若干古いが、ケイビングを始めようという人は、先の「ケイビング 入門とガイド」と合わせて、副読本として読んでほしい本である。世界(とくに欧米)のケイビングの歴史などがわかる。
 もともとがライフの地球再発見シリーズのうちの1冊として発行されたので、この本単独では発売されていない。もちろん、発行部数もそれほど多くなく、入手は非常に困難である。しかし、古書店で購入したという人もいるので、根気よく探せば、見つけられるかもしれない。

   


洞窟


●著者
 ニール・モリス

●訳者
 今西大
 (    )

●監修
 江川太多喜雄
 (えがわたきお)

●出版社
 
株式会社 鈴木出版
 世界の地理トップ10
 いろいろな地形・さまざまなくらし

●判型
 

●定価
 本体2800円+税

●発行日
 1999年4月1日

●ISBNコード
 4-7902-3025-2

●お薦め度
 ★★★

●入手困難度
 ★★

●内容
 子ども向けの学習書籍で、世界の主要な10の洞窟を紹介している。有名どころではカールスバッド洞、マンモスケイブ、ピエールサンマルタンなどである。35ページしかないにもかかわらず2800円と、意外に値段が張るが、洞窟本のコレクターは押さえておきたい希少本だろう。
 絶版ではないのだが、この本、入手するのに意外に手間取った。店頭にないため、注文して取り寄せてもらおうとしたところ、なぜか、出版社が不明なので取り寄せられないと断られてしまった。


洞窟学入門


●著者
 上野俊一
 (うえのしゅんいち)
 鹿島愛彦
 (かしまなるひこ)

●出版社
 
株式会社 講談社
 ブル−バックス361

●判型
 新書

●定価
 本体500円+税

●発行日
 1978年7月20日

●ISBNコード
 不明

●お薦め度
 ★★★★★

●入手困難度
 ★★★★★

●内容
 ケイビング本というよりはタイトルどおり、洞窟学を主題とした本。洞窟の種類や形成、洞窟の生物、洞窟の堆積物、洞窟の考古学など洞窟に関する知識の宝庫である。巻末に少しだけケイビングの技術的な解説がある。
 この本も絶版で入手は非常に困難である。しかし、ブルーバックスシリーズのうちの1冊なので、ぜひとも
復刊してほしい。

 


洞窟探検入門
 


●著者
 エリック・ジッリ

●訳者
 本多力
 (ほんだつとむ)

●出版社
 
株式会社 白水社
 文庫クセジュ860

●判型
 新書

●定価
 本体951円+税

●発行日
 2003年3月

●ISBNコード
 4-560-05860-1

●お薦め度
 ★★★★★

●入手困難度
 ☆

●内容
 現時点(2003年)では最も容易に入手できるケイビングの入門書である。白水社の新書シリーズ「文庫クセジュ」の1冊で、ケイビングをスポーツとして楽しむ方法とその心得をわかりやすく解説している。ただし、著者が日本人ではないので、内容は国際標準であり、日本向けにローカライズされてはいない。日本国内でケイビングをやるうえでは若干情報不足なところががあるかもしれないが、それについては既刊の「ケイビング 入門とガイド」で補ってもらうしかない。
 なお、訳者は
富士山火山洞窟学研究会理事であり、日本洞窟学会評議員でもある本多力氏です。

    


洞窟にいどむ
秋吉台三億年の歴史を探る


●著者
 庫本正
 (くらもとただし)

●出版社
 
株式会社 福音館書店

●判型
 

●定価
 1097円+税

●発行日
 1985年3月

●ISBNコード
 4-834-00120-2

●お薦め度
 ★★★

●入手困難度
 ★★★★★

●内容
 この本も小学生向けの学習書籍であるが、やはり内容は侮れない。なにしろ、著者は秋吉台博物館の館長をなさっている方で、洞窟やコウモリ研究の第一人者である。洞窟のでき方や洞窟の生物のことが詳しく解説されている。
 やはり、この本も絶版で入手は非常に困難である。

   


どうくつの生きもの


●著者
 フランク・グリーナウェイ
 クリスティアン・グンジ

●訳者
 上野俊一
 (うえのしゅんいち)

●出版社
 
株式会社 岩波書店
 クローズアップ図鑑11

●判型
 

●定価
 本体1068円+税

●発行日
 1994年3月7日

●ISBNコード
 4-00-115321-1

●お薦め度
 ★★

●入手困難度
 ★

●内容
 子ども向けの図鑑だが、大人が見ても充分に満足できる。洞窟に棲息する生物の図鑑だが、イラストではなく写真が使われている。写真で見ると本当に不気味な生き物もいるが、洞窟に棲息する生物のリアルなイメージで伝わってくる本である。
 絶版にはなっていないようなので、大型書店で探せば入手可能だと思われる。


どうくつの生きもの
 


●著者
 庫本正
 (くらもとただし)

●著者
 松岡達英
 (まつおかたつひで)

●出版社
 
株式会社 小学館
 小学館の動物
 ノンフィクション6

●判型
 

●定価
 本体580円+税

●発行日
 1983年11月30日

●ISBNコード
 4-09-284006-3

●お薦め度
 ★★

●入手困難度
 ★★★★★

●内容
 上記で紹介し
岩波書店発行の書籍と同名であるが、内容は洞窟の生きものを紹介する図鑑ではなく、コウモリの産室を探して洞窟を探検する、子ども向けの絵本である。新洞窟発見のシーンは絵本とはいえ、やはり心揺さぶられるものがある。
 もちろん、すでに絶版になっている本で古書店でもなかなか見かけない。ジャンルが絵本なので、古書としてもあまり出回っていないのかもしれない。


洞くつの世界


●著者
 高安克己
 (たかやすかつみ)

●出版社
 株式会社 千代田書房
 ぼくらの科学1

●判型
 B5判単行本

●定価
 本体980円+税

●発行日
 1978年10月10日

●ISBNコード
 不明

●お薦め度
 ★★★★

●入手困難度
 ★★★★★

●内容
 この本も小学生向けの学習書籍であるが、やはり内容は侮れない。洞窟のでき方や洞窟の生物の解説のほか、実際のケイビングレポートもある。また、新洞の発見にも言及していて、この本を読むと、新洞探索をしたくなる。
 やはり、この本も絶版で入手は非常に困難である。

   


洞窟の世界


●著者
 A・C・ウォルサム

●訳者
 藤井厚志
 (ふじいあつし)

●出版社
 
葦書房有限会社

●判型
 A4判

●定価
 5800円+税

●発行日
 1982年1月15日

●ISBNコード
 4-7512-0305-3

●お薦め度
 ★★★★★

●入手困難度
 ★

●内容
 先に紹介したライフの地球再発見シリーズ「洞窟」同様、ケイバーにとっては非常に興味深い内容の本である。これからケイビングを始めようという人は、先の「ケイビング 入門とガイド」と合わせて、副読本として読んでほしい本である。世界各地の洞窟を豊富な写真で紹介するとともに、地質、生物、芸術などの各分野の最新の成果と洞窟探検の醍醐味を伝えるオールカラーの洞窟学入門書である。
 先に紹介したライフの地球再発見シリーズ「洞窟」の入手が非常に困難なのに比べ、この本はまだ絶版ではないので、書店で注文すれば入手可能である。若干、値がはるのが難点だが、このような洞窟の専門書籍はそう多くはないので、ぜひ、入手できるうちに購入しておくことをお勧めする。絶版になってからでは遅い。


洞穴学ことはじめ


●著者
 吉井良三
 (よしいりょうぞう)

●出版社
 
株式会社 岩波書店
 岩波新書688

●判型
 新書

●定価
 本体480円+税

●発行日
 1968年8月20日

●ISBNコード
 不明

●お薦め度
 ★★★★

●入手困難度
 ★★★

●内容
 これもケイビング本というよりは洞穴生物学の本である。といっても決して堅苦しい内容ではなく、著者が洞穴性のトビムシを追い求めて日本全国の洞穴を行脚した過程をおもしろおかしく紹介した紀行文だ。日本のケイビングの夜明けを知る貴重な本でもある。
 岩波新書ということで、比較的発行部数が多かったのではないかと思われる。古書店では比較的入手しやすい。

 


洞穴から生物学へ


●著者
 吉井良三
 (よしいりょうぞう)

●出版社
 
日本放送出版協会
 NHKブックス125

●判型
 

●定価
 600円

●発行日
 1970年9月20日

●ISBNコード
 不明

●お薦め度
 ★★★★

●入手困難度
 ★★★★

●内容
 洞穴性トビムシを求めて探検した地底の多彩な世界を紹介。前著の「洞穴学ことはじめ」よりはケイビングについて、ページを多く割いて、
愛知県豊橋市にある嵩山(すせ)の蛇穴(じゃあな)を例に出して、洞穴までの行き方、ケイビングの仕方などを解説している。
 この本も入手は非常に困難である。根気よく古書店を巡ってほしい。
 じつは、この本はPCCにとっては、非常に重要な本である。この本がなければ、現在、PCCは存在しなかったといっても過言ではない。
 PCC創設会員の1人が、この本に触発され、友人を誘って、嵩山の蛇穴に行かなければ、その後、PCCは誕生しなかったはずである。つまり、PCCの記念すべき第1回ケイビングは嵩山の蛇穴だったのである。

 


洞穴探検学入門


●著者
 山内浩
 (やまうちひろし)

●出版社
 
株式会社 講談社
 講談社学術文庫

●判型
 文庫

●定価
 本体320円

●発行日
 1979年1月10日

●ISBNコード
 不明

●お薦め度
 ★★★★★

●入手困難度
 ★★★★★

●内容
 著者が日本全国の洞穴を次々に探検する過程が波乱の体験とともに記されていて、それがそのまま日本洞穴学誕生のドキュメントとなっている。鍾乳洞の地質学的調査、洞内生物の生態研究、化石古生物の研究、洞内遺跡の考古学的調査などから成る新しい総合科学としての洞穴学への最適な入門書である。
 やはり、この本も絶版で入手は非常に困難である。


ドナウ川
水中洞窟を偵察だ!
 


●著者
 ジャック=イヴ・クストー

●訳者
 MUSE

●出版社
 株式会社 同朋舎出版
 クストー隊の世界探検7

●判型
 

●定価
 本体1942円+税

●発行日
 1994年8月31日

●ISBNコード
 4-8104-1966-5

●お薦め度
 ★

●入手困難度
 ★★

●内容
「クストー隊の世界探検」シリーズのうちの1冊である。このシリーズはクストー隊長と彼の率いるチームの探検の足跡をたどったものである。本書は表紙に大きく「水中洞窟を偵察だ!」となっているので、ケイブダイビングによる水中洞窟探検がテーマかと思ってしまうが、そのシーンは4ページだけである。全体のテーマとしては小さく記された「ドナウ川」のタイトルが、その内容を正確に表している。
 というわけで、洞窟本としてはハズレに分類できるかもしれない。

     


日本の天然記念物
地質・鉱物


●編者
 渡部景隆
 (     )

●出版社
 
株式会社 講談社
 日本の天然記念物
 全6巻セット 地質・鉱物

●判型
 

●定価
 本体33786円+税
 (全6巻セット)

●発行日
 1984年6月25日

●ISBNコード
 4-06-180586-X

●お薦め度
 ★★★

●入手困難度
 ★★★★★

●内容
 日本の天然記念物をすべて紹介するために編纂された全6巻の天然記念物事典である。そのうちの1冊が「地質・鉱物」編で、石灰洞やカルスト地形に関する天然記念物が21か所、熔岩洞やそれに関する天然記念物が17か所紹介されている。ほかに湧水の項目にも石灰岩地帯のものが含まれている。
 すでに絶版である。発売された当時は「地質・鉱物」編だけのばら売りはされなかったため、購入しなかったが、その後、古書店でばら売りしてたものを見つけたので購入できた。

 


日本列島洞穴ガイド


●著者
 加藤守
 (かとうまもる)

●出版社
 
株式会社 コロナ社

●判型
 A4判

●定価
 本体2500円+税

●発行日
 1981年12月5日

●ISBNコード
 不明

●お薦め度
 ★★★

●入手困難度
 ★

●内容
 洞穴に魅せられた著者が日本全国の洞穴を巡り歩き、そのレポートをまとめたもの。著者はケイバーではないため、洞内レポートには若干物足りなさを感じるが、観光洞だけでなく、自然洞までも網羅されたガイドブックを一般書籍として刊行した意義は非常に大きい。
 この本は、最近、大型書店で見かけたので、まだ新刊として入手可能かもしれない。

 


怪奇と伝説
富士山の洞穴探険


●著者
 遠藤秀男
 (えんどうひでお)

●出版社
 株式会社 緑星社

●判型
 

●定価
 本体950円+税

●発行日
 1983年6月1日

●ISBNコード
 4-89750-015-X

●お薦め度
 ★★★

●入手困難度
 ★

●内容
 洞穴ガイドブック。富士山麓の熔岩洞に限られているが、洞穴ガイド本が一般書籍として刊行されるのは非常に珍しく、貴重である。
 この本は書店でも、まだ購入可能と思われるが、地方出版社なので取り寄せになるかもしれない。さらには地方出版専門の書店に頼まないと、だめかもしれない。

 


ぼくらの洞くつ探検


●編者
 
地学団体研究会

●出版社
 
株式会社 大月書店
 自然にチャレンジ6

●判型
 B5判単行本

●定価
 本体1300円+税

●発行日
 1987年6月25日

●ISBNコード
 4-272-44016-0

●お薦め度
 ★★★★

●入手困難度
 ★

●内容
  この本も小学生向けの学習書籍である。モノクロだが、たくさんの写真やイラストを使って、洞窟の成り立ちや仕組み、探検の方法などについて、説明している。
 この本は書店でも、まだ購入可能と思われるが、取り寄せになるかもしれない。

      


未踏の大洞窟へ
秋芳洞探検物語


●著者
 櫻井進嗣
 (さくらいしんじ)

●出版社
 
有限会社 海鳥社

●判型
 B5判

●定価
 1800円+税

●発行日
 1999年11月20日

●ISBNコード
 4-87415−291-0

●お薦め度
 ★★★★

●入手困難度
 ★

●内容
 ケイブダイビングで、山口県の観光洞「秋芳洞」最奥部で数々の新洞を発見してきたケイバーが未踏の新洞窟を求め、空気も光も重力も存在しない暗黒の水中世界に挑み続けた足跡をつづる、単独ケイビング、単独洞窟潜水の日本最長記録を持つ洞窟探検の第一人者による手記。
 まだ、書店で購入できるが、発行部数はそう多くないので、先に紹介した「挑戦者たち」同様、ケイブダイビングに興味がある人は入手できるうちに入手しておこう。

 


もっと深く
地球の穴と遊ぶ


●著者
 
近藤純夫
 (こんどうすみお)

●出版社
 
株式会社 岩波書店
 自然人のための本箱

●判型
 

●定価
 本体1165円+税

●発行日
 1990年6月6日

●ISBNコード
 4-00-004084-7

●お薦め度
 ★★★★★

●入手困難度
 ★★★

●内容
 
地球クラブ(WEC)の近藤純夫氏の波瀾万丈、抱腹絶倒の海外遠征記。現役ケイバーが書いた探検ケイビング(冒険)レポートは迫真の内容で、これを読めば、ケイビングの魅力と奥行きの深さがよくわかる。また、ケイビングに限らず、海外遠征がどれほど大変かも理解できる。
 新刊で入手できるのかどうかは不明。理系専門の古本屋ではよく見かける。

 


竜ヶ岩洞物語


●原作者
 小室勉
 (こむろつとむ)

●作画者
 山本まさはる
 (やまもとまさはる)

●出版社
 小室企画室

●判型
 

●定価
 本体700円+税

●発行日
 1986年7月20日

●ISBNコード
 不明

●お薦め度
 ★★★★

●入手困難度
 ★★★★★

●内容
 実用編に入れるべきか娯楽編に入れるべきか悩んだが、内容的にはケイバーを充分に啓蒙できるものなので、実用編に分類した。
東海地方最大級の観光鍾乳洞「竜ヶ岩洞」が発見され、観光洞となるまでを描いた実録漫画である。竜ヶ岩洞の発見に情熱を注いだ故戸田貞雄氏を中心に描かれており、新洞探索を目指す者には共感できる内容となっている。
 昔、観光洞「竜ヶ岩洞」で販売されていたが、現在は絶版とのこと。入手は非常に困難であると思われる。ぜひとも再版を期待したい。

 

 

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