パイオニアケイビングクラブ(PCC)の活動 


 

矢弓沢洞練習/調査ケイビング

 2005年12月3日に群馬県多野郡上野村にある矢弓沢洞で調査ケイビング及び練習ケイビングを行う。参加者は小山、大喜多、倉光(NTC)、及び体験ケイビング希望者3名の計6名。
 今回の調査の目的は、2005年7月9日の矢弓沢洞練習ケイビングの際に発見した続く可能性が高いポイントをディギングすることであった。
 まず大喜多氏、倉光氏に体験ケイビング希望者の案内をお願いして、小山一人でディギングポイントへ向かった。ディギングスポットは下向きに伸びる洞で砂で大部分が埋没しており、行き先はほとんど見えなかった。かすかに冷気を感じる程度であった。
 通常、下向きの洞のディギングはかなり重労働で効率は悪いが、測量図と周囲の状況から判断してこの先はすぐに上向きになると判断して作業にとりかかった。
 頭に血が上るの耐えながら砂をかきだし、30分程度で頭が入るようになった。頭を入れて先を覗くと予想通り洞が上向きに伸びていて空間が確認できた。さらに30分ほどの作業でついに通り抜けることができた。その先は広く、かなり奥まで続いていそうであった。
 ちょうどその時、体験ケイビング班の声が近くに聞こえてきたので、一度戻り、みんなで新発見の空間を探検することにした。
 ディギングポイントの先は天井高2m、洞幅5mはあり、上の洞口の主洞よりも立派な空間であった。とりあえず一番広い場所で横一列にならび新支洞発見の記念集合写真をとった。先に少し進むと洞は上向きとなり土砂が詰まってあっけなく終わっていた。しかし、少し戻ったところから上に続く支洞があったので、みんなに待っていてもらい、小山一人で様子を見てくることにした。
 天井の低い支洞を匍匐で進み、崩落の隙間を抜けると先ほどの土砂の上の空間にでることができた。そこは天井高1m、2畳くらいの小部屋であった。そこから匍匐で進むと、直径1mくらいの土管状の洞となり、そこをチムニーで4mほど登ると立つことができる4畳くらいの中部屋に出た。その中部屋から匍匐で進むと立つことができる6畳くらいの大部屋に出た。大部屋の崩落の隙間をおりると先ほどの小部屋に出た。どうやらループしているようだ。
 みんなの元に戻り、ループを一通り案内して集合写真を撮った場所まで戻った。この場所にはわずかであるが水流があり、日大プレートの置いてある水流の下流部にあたると思われる。戻りながらいくつかの支洞を探検してみると、1つがなんと測量図に描かれている既知の空間につながってしまった。
 そういえば矢弓沢洞は、ファンケイビングばかりで新支洞探しをやっていなかったことを思い出した。自分の手で全支洞を詰めるという基本的なケイビングを怠って無駄なディギングをしてしまったと少し反省した。
 とりあえず今回の発見した新空間は100m以上ありそうなので、矢弓沢洞の総延長は400m弱となり、練習ケイビングに適した非常に面白い洞穴になったと思う。

(小山 記)  

 

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