パイオニアケイビングクラブ(PCC)の活動 


 

二子山洞窟探索

 2001年4月7日(土)、晴れ。埼玉県秩父郡小鹿野町で二子山洞窟探索を行う。参加者は芦田、小山の2名。
 今回の二子山での洞窟探索は先々週の活動で得た洞窟情報を確認するためである。その入手した情報とは、小鹿野町の藤倉と二子山にそれぞれ竪穴があるというものだった。藤倉については先週の活動において洞窟探索を行ったが、はかばかしい成果をあげることはできなかった。
 情報では二子山の東岳北面にあり、頂上に向かう尾根道を登り始めたところで、左側にそれると、すぐにあるとのことだった。しかし、この付近は1985年に行った二子山第1次洞窟探索により徹底的に探査され尽くしており、付近には5〜10mほどの洞穴しかなかったはずだった。
 二子山北面に登る林道を車で股峠の下まで行き、そこから徒歩で東岳をめざす。先週の雪は北面側には残っていたので、探索目的地も若干の残雪に覆われていた。しかし、探索ができないほどではなかった。
 そして、ヒヤリングで入手した情報にしたがってたどり着いた洞穴は、案の定、1985年に確認したものであった。奥行きは5mほどで、最奥部に2mほどの竪穴がある。洞穴の位置、形状は情報どおりだったが、深さだけが10分の1だった。洞床には瓦礫が堆積しているので、埋まってしまった可能性もあると考え、ディギング作業も行ってみたが、行き先が開く気配はまったくなかった。
 結局、先週といい、今週といい、先々週に得た情報は2つとも空振りに終わってしまった。吉田町の陰陽洞を発見した人の情報だったので、ずいぶんと期待をもって洞窟探索にあたったが、骨折り損のくたびれもうけに終わった。子供の頃の記憶というのは、なかなか当てにならないものである。藤倉にあるという深さ30mの竪穴の方も、洞穴は存在するにしても深さに関しては?かもしれない。
 時間が大幅に余ったので、未だに探索を行っていない二子山西岳北面で洞窟探索を行うことにした。西岳北面には顕著な岩壁はあまりなく、露岩帯の急斜面という感じである。1か所だけ比較的大きめの岩壁があり、その付近でディギングすれば入れそうな洞穴と岩壁の途中に開口する洞口を確認した。
 ディギング作業すれば入れそうな洞穴はクラック状の洞口で、入り口付近の出っ張りを削れば入れることができる。ただし奥もずっとクラック状で超狭洞で、アタックする人間が限られる。一方、岩壁の洞穴はディギング穴より左側に回り込んだ上部に開口している。双眼鏡で見る限りは洞穴でないとは断定できない。今後の課題である。
 今回は人数の関係でディギング作業も岩壁アタックも断念して、そのまま探索を続けることにした。そして、西岳西面にある大岩壁をめざしたのであるが、移動するのが予想以上に困難で、たどり着く前に時間切れとなってしまった。
 なお、ディギング穴より先の西岳北面の探索は時間の関係で、あまり綿密に行うことができなかった。しかし、急斜面の石灰岩露岩帯が広範囲にわたって続いており、竪穴がある可能性も否定できない。今後の十分なる探索が必要であると思われる。

(芦田 記)  

 

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