パイオニアケイビングクラブ(PCC)の活動 


 

石舟沢鍾乳洞練習/体験ケイビング

 1999年7月11日(日)、雨。埼玉県秩父郡大滝村(現秩父市)中津川支流石舟沢の石舟沢鍾乳洞で第12次練習及び体験ケイビングを行いました。参加者はPCCより芦田、大喜多、星野の3名、中央大学探検部より内山勇人氏、荻野寛之氏、加藤真祐氏の3名、ゲストとして生亀貴志氏、内山智範氏の2名、GET−遊より大江祐之氏、中東昌子氏の2名の計10名でした。
 今回の石舟沢鍾乳洞でのケイビングは、全般にきれいな洞窟であったことと、うわさに聞いていた登竜門の滝の昇り降りを含めて、わたしには印象深いものでした。
 当日、石舟沢出合いの長栄橋に11時過ぎに着くと、すでにテント数張りと車4〜5台があり、現地ベースキャンプのような様子でした。他のパーティーは日本大学探検部が女性リーダーと6、7名、東海大学探検会が麻布大学OBの森本充氏をリーダーに7、8名で、日大探検部はすでに入洞し、東海大探検会はPCCの後から入るとのことでした。
 雨がかなり降っていたので、まず着替えた後、PCCパーティーは鍾乳洞に向かい山道を歩きました。
 12時20分に上の第2洞口から匍匐で入洞し、数mずり降りて、その先の小ホール『赤龍の間』に着きました。ここはフローストーンもあり、全般に壁もきれいで、みな感心していました。
 さらに第1洞口から入った所にあるホールまで、高所のトラバースなどして到着し、小休止していると、滝のほうから上がってきた日大パーティーに会いました。日大は初心者もおり、滝の水量も前日来の雨で、すごいので滝は昇らず、途中でチムニーの練習などをして引き返したようです。PCCパーティーの内、TBSの2名には出口を教えて、ここで別れ、残り8名は滝に向かいました。TBSの方は半袖シャツに簡易ポリエチレンポンチョの格好で、ビデオカメラを持ち、手袋も1名のみで手も傷めたらしく、最初の匍匐からかなり大変な様子でした。
 登竜門の滝は着いてみると、ドウドウと水が落ちており、壮観でした。壁はピンク系のきれいなもので、高さは垂直に5m程で、その上は斜めに続いています。フリーで昇れるか自信がありませんでしたが、大多喜さんがうまく体を突っ張って昇るのを見てトライし、チムニだか、へばりつきだかわかりませんが、なんとか昇れました。そのまま勢いで、さらに斜めの上部まで昇ってしまい、奥のところで 水流部まで降りるはめになりました。
 奥の部分は、さらにきれいで、また深い池もあり、以前北澤さんがダイビングした所かどうかわかりませんが、緑色の澄んだ水でした。さらに奥まで進んで鍾乳石や石旬、螺旋状の生成物の一部なども見て戻りました。
 帰りの滝の部分では、さらに水量が増しており、降りるのに、みな苦労しており、しばらく渋滞待ちのあと、自分の番がきてバックアンドフットで途中までうまく降りたつもりですが、最後の2m位で踏み代えて向きを変えようとして、見事に滑り、滝壷へ足から落ちました。滝壷はちょうど腰の深さで、よいバッフアになっており、無事岸に上がりました。
 滝の下では、東海大のパーティーが30分くらいPCCが降りきるのを震えながら見守っていて、彼らから見事に落ちましたねと、ねぎらわれました。他に2人も落ちましたがみな無事に降りきり、第1洞口から出洞しました。
 そこで遅い昼食を食べていると、東海大のパーティが出洞してきました。滝の水量が多いため、昇るのを断念して出てきたのこと。滝の下で待たせて、気の毒だったと思いましたが、安全第一で正解と思いました。
 石舟沢鍾乳洞は数少ない練習可能な洞窟として、今回のように注目されていくと思いますが、できるだけ内部はきれいなままにしたいものと感じました。

(星野 記)  

 

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