パイオニアケイビングクラブ(PCC)の活動 


 

大ガマタ沢・ケイ谷洞第3次探検ケイビング

 1986年9月13日(土)〜15日(月)。晴れ。埼玉県秩父郡大滝村(現秩父市)中津川大ガマタ沢源流の大ガマタ沢・ケイ谷洞で第3次探検ケイビングを行う。参加者は芦田、広瀬、深田の3名。
 前回の探検の時、左洞(測量図作成の結果、本洞と判明)最奥部の急斜面の壁へのアタックを断念したが、下から見上げると、じつに怪しかった。さらに測量図が完成してみると、なんと本洞の真っすぐの行き先になっている。ということで、今回は、この急斜面の壁に再挑戦することになった。
 泥とチョークでツルツルの急斜面の壁を窪みを足掛かりにして登っていくと、崩落している小さな割れ目がある。その中をのぞきこむと、石がいくつかつまっていたが、穴は続いてるようだった。石を排除しながらはっていくと3mぐらいで、高さ5m以上の通路になる。
 その先は洞幅が狭くなり、再び天井が低くなるが、すぐ立てるようになる。しかし、洞床が深いクラックになっていた。向こう岸まで3m程で肩幅しかなかったので、そこはチムニーで渡ったが20mも行かないうちに、今度は対岸まで10mぐらいのクラックが出現した。高さ約15m、深さ35m、幅50cm程の、このクレバス状の通路を『魔のクレバス』と命名した。帰りの困難さを考えて、そこにはラダーを水平にかけて、吊橋のようにした。
 行き先は肩幅のまま、しばらく続き、小ホールに至る。そして、ボア・パッセイジの通路を抜けると大きな崩落ホールに出る。ここを『大回廊』と命名する。その規模を保ちながら、通路は急激に下りだし、突然、断崖となる。身をのりだしてのぞいてみると、10mぐらい下に青々とした水面が見える。幅約5m、奥行き十数mの地底湖だった。この地底湖は『竜の泉』と命名した。
 これより先は装備不足と時間切れで断念しなければならなかった。次回は、この地底湖にアタックしたいと思う。

(芦田 記) 

 

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