パイオニアケイビングクラブ(PCC)の活動 


 

白岩山洞窟探索
 1985年12月15日(日)。晴れ。埼玉県秩父郡大滝村大血川西谷の上流、白岩山の北東斜面にて第1次洞窟探索を行う。参加者は芦田、廣瀬、深田の3名。
 車を利用して大血川沿いの林道を太陽寺に向かってUターンする地点まで登った。そこから、沢沿いに白岩山に向かって洞窟探索を行った。まず、左岸の最初の支流では、湧水口を一つ確認した。さらに、その上方には石灰岩の岩峰も確認できる。洞窟がある可能性は非常に高いが、今回は最上流部の白岩山付近での洞窟探索が第1目的であったので、その岩峰の探索は次回に回すことにした。
 そこから30分程上流へ行くと、今度は右岸河床面の岩壁に全長約15m程の小洞窟を見つけた。さらに、石灰岩壁に挟まれた沢をしばらく登り、途中の分岐を右に上がる。この辺りから積雪が多くなり、石灰岩の確認が困難になってきた。白岩山小屋に向かう沢筋をつめていったが、成果を得られなかったので尾根を越えて東側斜面に移動した。そこから少し下ると、急斜面の露岩(石灰岩)地帯となり、その先は崖になっている。迂回して崖の下に行くと、そこで新洞窟を発見した。
 主な洞口は岩壁を縦にはしる節理に沿って上下に4つ開口している。一番下の穴は全長30m程で、洞口から最奥部まで、ずっと狭洞のままである。行き先は全体的に狭くなって入洞不能となるが、風が吹き出している。二番目の穴は洞口付近が狭洞となっており、ディギングしなければ通ることができない。行き先は10mぐらいは確実に続いていた。その次の穴は、入ってすぐに崩落しているが、ディギングの結果、一番上の穴と連絡した。上の穴は充分に立って歩くことができ、全長は約80m+αである。この新洞窟群を『白岩沢鍾乳洞』と命名し、下から順に『──第一洞』、『──第二洞』、『──第三洞』とした。なお、この岩壁から50m程離れた地点で多量の水を吐き出す湧出口を確認した。

(芦田・深田 記)  

 

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